
忙しいビジネスパーソンが仕事の傍ら資産運用を行なうのは大変です。日々の情報収集や資産管理は、できるだけ手間をかけずに行ないたいもの。そこでうまく活用したいのが、資産運用のスマホアプリです。記事では、資産運用アプリでできることやおすすめのアプリランキングをご紹介します。
目次
1.資産運用アプリでできること
改めて整理してみると資産運用アプリでできることには、どのようなものがあるのでしょうか。詳細の機能については個々のアプリによって異なるので、ここでは一般的なアプリが実装している機能をご紹介します。
1-1.株価や為替・市場の動向が一目でわかる
資産運用のアプリを用いることで、投資商品に関する情報(株価や為替・市場動向)を一目で知ることができます。
株価や為替の値動きに関する情報をリアルタイムで収集しているアプリや、指定の不動産や自らが運用している投資信託の現在の状況などもアプリによっては知ることができます。
同じスマホで言えば、Webブラウザ経由で情報を確認することもできますが、アプリ専用のダッシュボードなどが搭載されていることから、アプリの方が情報収集しやすいため効率がよいのが利点です。
1-2.良質な投資商品を探すことができる
アプリによって得意不得意はありますが、例えば「不動産投資に関するアプリ」であった場合、アプリ内でさまざまな状況で投資物件をソート(絞り込み)でき、どの投資物件が自分にあっているか、おすすめであるかをアプリでチェックすることができます。
またアプリによっては、アプリ内から投資信託会社や不動産管理会社などに直接連絡を取ることができるものもあるようです。こちらも先ほどと同じく、Webブラウザ経由でもできることですが、専用のアプリならではの情報設計により、資産運用・投資に関するアクションがスムーズにできる点がWebサービスに勝る点だといえます。
1-3.アプリ上で投資ができる
資産運用アプリの魅力は、アプリ上で投資を行なうことができる点です。例えば、後ほどご紹介するロボアドバイザーの投資アプリ『WealthNavi(ウェルスナビ)』であれば、アプリ内の簡単な質問に答えるだけで投資プランを自動作成し、実際の投資をはじめることができます。その他のアプリでは、株式投資やFX・REITができるものもあります。
アプリによっては、投資商品の売買の良いタイミングを知らせてくれるアラート機能が搭載されているものや、投資銘柄をどのように選ぶべきかアナウンス(案内)してくれるアプリも存在します。投資をはじめられる多くの方は、本業も抱えておられる忙しいビジネスパーソンかと思いますので、スマホでの簡単なタップで投資ができるのはアプリの大きな強みです。
2.おすすめ資産運用アプリ5選
では、『Teamクラファン』が選ぶおすすめの資産運用アプリを5つご紹介したいと思います。どれも資産運用(投資取引)を手助けしてくれる便利なアプリです。それでは、見ていきましょう!
サービスの特徴 | ・年齢や年収などの診断結果に基づき、ロボアドバイザーがユーザーに合った運用スタイルを提案してくれるところ |
利用者数 | 約8万人 |
最低投資金額 | 10万円 |
運用実績 | 預かり資産900億円 |
利回り | 円建てで9~10%前後、ドル建てで15~17%前後ほど |
手数料 | 預かり資産の1%(年率・税別) |
推しポイント | WealthNaviは投資一任型のロボアドバイザーであるため、利用者に運用の手間がかからない点が魅力的。 |
注意点 | ロボアドバイザーであるため、運用は10〜20年単位の長期で行うのが前提。そのため、株式投資やFXのように短期での利益は期待できない。 |
『WealthNavi(ウェルスナビ)』は、自動でユーザーにあった分散投資を行なってくれるロボアドバイザーのアプリです。ウェルスナビ株式会社が運営するサービスで、最低投資金額10万円・自動積立金額は1万円から行なうことができます。
『WealthNavi(ウェルスナビ)』はロボアドバイザーが分散投資のプランとその実行を一任で行なってくれる点から、運用に時間をかけることのできない忙しい方におすすめです。基本的には長期の運用を前提としており、長く利用するほど手数料が安くなる「長期割」の仕組みもあります。(WealthNavi『長く続けるほどお得な「長期割」』)
2-2ロボアドバイザー投資-THEO(テオ)
サービスの特徴 | ・40種類のETFから構成されている |
利用者数 | 約6.8万人 |
最低投資金額 | 10万円 |
運用実績 | 預かり資産約360億円 |
利回り | 1年あたりの年率8.4%ほど(試算) |
手数料 | 預かり資産の1%(年率・税別) |
推しポイント | ・投資のプロが設計したAIアルゴリズムによって、自動でグローバル分散投資をプランニングしてくれる |
注意点 | THEO(テオ)はロボアドバイザーであるため、運用は10〜20年単位の長期で行うのが前提。そのため、株式投資やFXのように短期での利益は期待できない。 |
『THEO(テオ)』は株式会社お金のデザインが運営するロボアドバイザーの投資アプリです。アプリの特徴は、アルゴリズムや機能を資産運用とアカデミック両分野のプロが監修・設計しているところです。
登録時の診断結果をもとに、231のパターンの中からユーザーにフィットした投資ポートフォリオを作成し運用を行なってくれます。
また『THEO(テオ)』の特徴は、世界86の国・地域にわたって11,000銘柄以上から選定する、徹底的な分散投資にあります。ロボアドバイザーが分散投資を徹底することで、投資家のリスクを低減して運用を進めることができるのです。
2-3.株式投資-One Tap BUY(PayPay証券)
サービスの特徴 | ・1,000円から日米企業の株を購入できる |
利用者数 | 100万人 |
最低投資金額 | 1,000円 |
運用実績 | |
利回り | 1~4.3%ほど |
手数料 | ■定額プラン:月額手数料980円(税込1,058円) |
推しポイント | 1,000円から株式投資ができるところ |
注意点 | レバレッジが効いている商品は、ハイリスク・ハイリターンになる場合もある |
2-4.株式投資-iSpeed(アイスピード)
サービスの特徴 | 株価や市況などのニュースやチャートの閲覧~注文までができるトレーディングアプリ(国内株式、為替/金利、アジア市況、米国市況、欧州市況、債券の6つのジャンルのニュース) |
利用者数 | 200万以上ダウンロード |
最低投資金額 | 投資商品による |
利回り | 投資商品による |
手数料 | 取引金額が50万円までの場合0円 |
推しポイント | ・発注が簡単(最短3タップでシンプルな注文で早く快適に取引ができる) |
注意点 | 『iSpeed』はあくまで株式をはじめ高利回り商品の情報と注文ができるアプリであり、運用の結果は保証しないこと |
事前に設定した株価になれば通知してくれる「株アラート機能」が搭載されているため、売買チャンスを逃すことはありません。『iSpeed』は楽天証券株式会社が運営する楽天証券のスマホ向けトレーディングアプリです。
アプリ上で株式や市況などの情報をチェックでき、注文までを行なうことができます。細かな投資に関するデータがダッシュボード上に表示され、最大2,000銘柄を「お気に入り」登録、スマホのスワイプでスピーディーに確認可能です。
2-5.投資用物件検索アプリ-楽待
サービスの特徴 | ・国内最大の不動産投資情報サイト |
利用者数 | 1万以上ダウンロード |
物件掲載数 | 収益物件数50,000件以上 |
手数料 | 無料 |
推しポイント | ・50,000件以上の物件情報から良質な不動産物件を精査できる |
注意点 | 特になし |
希望条件に応じて、不動産物件をスムーズに検索することができ、アプリのチャット機能を通じて管理会社に直接コンタクトを取ることができます。
今後も「キャッシュフローシミュレーション」や「利回り相場」が確認できるようになったりと順次機能アップデートを行なっていくとのことで、より使いやすくなることが期待できます。
『楽待』は、東証一部上場企業の「株式会社ファーストロジック」が運営する不動産投資情報をチェックできるアプリです。
まとめ
・株価や為替・市場の動向が一目で見ることができる
・良質な投資商品を探すことができる
・アプリ上で投資ができる
おすすめ資産運用アプリ5選
・ロボアドバイザー投資アプリ-WealthNavi(ウェルスナビ)
・ロボアドバイザー投資アプリ-THEO(テオ)
・株式投資アプリ-One Tap BUY(PayPay証券)
・株式投資アプリ-iSpeed(アイスピード)
・投資用物件検索アプリ-楽待
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